ユリアノート
続き

『ルナアノート』作中にアキの長男青木の逆鱗に触れる箇所が二つあった。
・・・・・・①、②


【アキは、ルナア島民が邪馬台国軍に投降するのを阻止するために、島民に集団自決を強制した】


【「邪馬台国軍の捕虜になることは大いなる恥である。よって、邪馬台国軍に投降することは許さない。自ら自決せよ」
とアキは島民に自決を強制した】

の二ヶ所である。


青木次善は、自分の父アキを鬼畜であるかのように作中で表した作家小江健二が許せなかったのである。

青木は父が、島民に集団自決を強制したとは夢にも考えられず、訴訟に至ったのである。

青木は、名誉毀損で小江に損害賠償と石派書店に出版差し止め並びに謝罪広告の掲載を求めて提訴に踏み切った、というのが経緯である。



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