俺様なキミに100%♡
「ごめん。起こしちゃった」
「いや。わりぃ。おきる」
眠たそうな声でしゃべる。
かわいい。
って何思ってるんだあたしは、、、
「木下」
急に名前呼ばれてびっくりした。
「はい?」
「背中にケムシついてんぞ」
え゛?
「…ウソ!どうしよう!?わ゛ぁー!!
きゃぁぁぁぁああ!!」
あたしがくるくる回っていると
「くくっ……」
え──…………?
佐々岡くんが後ろを向いて
笑っていた。
「ウソ。ケムシついてねーよ」
けらけら笑っている。
白い歯が見えた。
ドキッ………………。
ってえぇーー?!
「ウソってどうしてぇ?!」
「いや。なんとなく?
いじってやりたかった」
まだ笑っている。
「つーか、くるくる回っているの
まじ爆笑なんだけど」
「も~!やめてぇ」
なんか、思ってた人とは、ちがう。
めっちゃ
爽やかな人だなぁ。
いじられたけど。
「木下ってさぁ。ぜってーMだよな」
「どーせそうですよ」
佐々岡くんってこんなにしゃべるんだ。