俺様なキミに100%♡
「出掛けたいから?」
「ちがうー。佐々岡くん
あたしと出掛けるだけでいいの?」
「だけって………物足りないんだな?」
にやっと口角をあげて笑う佐々岡くんは、不意にドキッとしてしまう。
「この前みたいに…押し倒したほうが
………………いい?」
「ほぇあ!?ちがっ/////」
もうっ!なんなんですか!この人はっ!
Sにもほどがあるよぅ。
「じゃあ、日曜日な。
楽しみだわ」
にかっと笑った佐々岡くんは、
あたしをキュンとさせてくれた。
なんですか?それ反則ですっ!
「ちょっと萌!!いつからキングと仲良くなったのよっ!」
急に美優ちゃんが後ろからしゃべりかけてきた。
その後ろにも
「萌ちゃんって佐々岡くんと付き合ってるの?!」
「涼介様とどんな関係!?」
「い゛や゛ーーー!!」
みんな、、落ち着いてください。
「付き合ってないですけど……」
「じゃあなんで萌さ、佐々岡くんと
デートするの……?」
「教科書見せてくれたから
そのお返しとしてかな?」
あたしがそう言うと、美優ちゃんたちが
いやいやいやと言ってきた。
「佐々岡くんからデート誘ってきたんでしょ?
なんか、あるよ!!」
「え………?」
なんかって何………?
「萌ねー!!あんた可愛いんだからさー
自覚しなきゃっ!」
んん?
可愛いって誰が?
………………あたしっ!?!?
「あたしが可愛いなんてありえないよー。」
あたしが可愛いなんて
みんなが可愛いよっっ!!
「もー!!とにかくっ!佐々岡くんファンからもやめてほしいって!!」
えぇ────!?!?