俺様なキミに100%♡


「うん。初めは嫌だったけど
いろいろ知っちゃって………」


佐々岡くんの素顔とか、優しさとか
いっぱい触れちゃって…………。


「ふーん。そーゆうことなら
応援するよ。けどさ、佐々岡くんは
萌のこと好きなのかなぁ」


「えーそれはないよぉ……」


佐々岡くんがあたしのこと好きだったら
すごく奇跡みたいなことなんだと思う。


「そう?キス、されたんでしょ?」


「うん……でも単なる事故かもしんないし、雰囲気にのみこまれただけかも」


はぁっとため息をつきながらあたしが
言った。


佐々岡くんは、どうおもってるのかな?



「でもなぁ、佐々岡くんって
雰囲気にのみこまれてキスするような
人じゃなくない?」


「え_…?」


「だって、そうじゃん。

優しい人なんでしょ?」


ニカっと笑ってくれる美優ちゃんを
見つめた。


じゃあ……なんで、キスしたのかな?



あたしには、よくわからないよ。




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