いちごとばなな ~37㎝の恋~
―その時、携帯が震えた。
雅史から?
慌てて発信者を確認もせずに通話ボタンを押す。
「……雅史?」
「はぁ?奈々、彼氏じゃなくて悪いわね。アタシよ、璃子!!」
高校時代のクラスメイトの璃子。
電話越しにも苦笑しているのが伝わる。
「璃子、久しぶりじゃない?元気だった?」
「うーん、相変わらずよ。せっかくの休みだってのに彼氏は仕事?」
「彼氏か…、最近微妙な関係になりつつある感じ。」
「ぶっ!倦怠期?4月に会った時はノロケてたくせに」
「付き合って3年目だし、4月に璃子と会ってから半年経ってるんだから状況も変わるわよ」
ため息混じりに笑う。
お互いの近況など、一通り報告しあい話題は共通の友人へ移る。
雅史から?
慌てて発信者を確認もせずに通話ボタンを押す。
「……雅史?」
「はぁ?奈々、彼氏じゃなくて悪いわね。アタシよ、璃子!!」
高校時代のクラスメイトの璃子。
電話越しにも苦笑しているのが伝わる。
「璃子、久しぶりじゃない?元気だった?」
「うーん、相変わらずよ。せっかくの休みだってのに彼氏は仕事?」
「彼氏か…、最近微妙な関係になりつつある感じ。」
「ぶっ!倦怠期?4月に会った時はノロケてたくせに」
「付き合って3年目だし、4月に璃子と会ってから半年経ってるんだから状況も変わるわよ」
ため息混じりに笑う。
お互いの近況など、一通り報告しあい話題は共通の友人へ移る。