【中】椿
その後の三年生一発目のテストはもちろんボロボロ
一週間後に返ってきた結果にまたため息をつく…
三年でこんなに成績下がったら進路まで危うい…
とぼとぼと廊下を歩くあたしに、後ろから誰かが声をかけてきた
振り向いて驚いた
「赤井ちゃんテストかなり落ちたんだって?大丈夫?」
「…つ、椿井くんっ」
「何でそんな驚いてんの?クラス違うのに声かけんのっておかしい?」
「えっえっ…違くて…」
ドキドキしすぎてうまく話せない
「あっつか聞いて!!俺テスト一番だった♪」
「え〜すごいっ」
「自慢したいだけだけど♪だから赤井ちゃんも俺を見習えっ(笑)」
彼はきっと冗談で言ったのに、あたしは本気で
「うん、見習う!!」
って言ったんだ
そしたらまた彼が笑いだして…
心があたたかくなった
一週間後に返ってきた結果にまたため息をつく…
三年でこんなに成績下がったら進路まで危うい…
とぼとぼと廊下を歩くあたしに、後ろから誰かが声をかけてきた
振り向いて驚いた
「赤井ちゃんテストかなり落ちたんだって?大丈夫?」
「…つ、椿井くんっ」
「何でそんな驚いてんの?クラス違うのに声かけんのっておかしい?」
「えっえっ…違くて…」
ドキドキしすぎてうまく話せない
「あっつか聞いて!!俺テスト一番だった♪」
「え〜すごいっ」
「自慢したいだけだけど♪だから赤井ちゃんも俺を見習えっ(笑)」
彼はきっと冗談で言ったのに、あたしは本気で
「うん、見習う!!」
って言ったんだ
そしたらまた彼が笑いだして…
心があたたかくなった