【中】椿
その日はそれで解散になった




「ねぇ…何であたしが副やらなきゃなんないの?」


一緒に仕事ができるのはうれしいけど、まとめ役なんてあたしには無理だよ…


「赤井ならできるだろうと思った♪俺も知ってる奴との方が気が楽だしっ」


「…あたしに……できると思う?」


「何でそんな自信ないわけ?やめんの?」


そう椿井くんがあたしに言ったとき、女の子が近づいてきた


「やめないでください!!」


「え?」


あたしと椿井くんは驚いて女の子を見た




「…えと…あたし…お二人を尊敬していて…」


「尊敬…?」


「あっはい…学年で成績が一番と二番なんですよね?あっ…それだけじゃもちろんないんですけど……えっと…」


顔を赤くしながら女の子が続ける


「あたし…お二人がリーダーだとやる気が出るんです!!」
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