【中】椿
一緒に帰るのは二回目
前は真冬
今は真夏
確実に変わっていく季節のように…
あたしたちの距離も少しは近づいてるのかな…?
「あっ…ちょっと寄って行かね?」
そう言って彼が立ち止まったのは、あの石碑がたった場所
「俺近くで見たことねんだよな〜…椿はある?」
「え……な、ないよ…」
その呼ばれ方にまだまだ慣れなくて、胸がドキドキする
「製作に関わった俺らですら近寄らねぇのに、これ意味あんのか?」
笑いながら、彼は石碑の裏にまわった
裏にはあたしたちのように、製作に関わった人の名前が小さく彫られている
「えっ…まじありえねぇ……椿!!」
彼があたしを呼ぶ
前は真冬
今は真夏
確実に変わっていく季節のように…
あたしたちの距離も少しは近づいてるのかな…?
「あっ…ちょっと寄って行かね?」
そう言って彼が立ち止まったのは、あの石碑がたった場所
「俺近くで見たことねんだよな〜…椿はある?」
「え……な、ないよ…」
その呼ばれ方にまだまだ慣れなくて、胸がドキドキする
「製作に関わった俺らですら近寄らねぇのに、これ意味あんのか?」
笑いながら、彼は石碑の裏にまわった
裏にはあたしたちのように、製作に関わった人の名前が小さく彫られている
「えっ…まじありえねぇ……椿!!」
彼があたしを呼ぶ