【中】椿
そのまま第二回目の運営委員会の日となった
あたしはみんなより一足先に教室にやってきていた
まだみんながくるには時間があるな〜
そう思っていたとき教室のドアが開いた
「あれ?健くんも運営委員だったの!?」
「うん。前もちゃんといたよ〜?」
「ほんとに!?」
男の子は椿井くんしか見てなかったかも…
「姉ちゃんも何も言ってなかった?」
「なっちゃん?聞いてないと思うけど〜」
健くんはあたしの親友、なっちゃんの弟
「まじ?家で運営委員になったって姉ちゃんに愚痴ってたんだけどな〜」
「愚痴!?あたしも最初は嫌々だったけど…でも意外に楽しいと思うよ〜?」
人も少しずつ集まってきてたけど、あたしたちはそのまま話していた