【中】椿
そして試験の日


あたしたちはなぜか、緊張することもなく

いつものようにできた♪




「やべぇ〜俺受かったな」


なんて笑いながら白は言う


あたしは試験よりも、そんな白を見つめる女の子が気になってしかたなかった




新しい生活でもやっぱりライバルは多そう…




「おい椿!!ほら、離れて歩くなよ!!」


「……別にそんな離れてないよね?」


「うっせぇ!!とにかく今日は俺から離れるなよっ」


「………何で?」


「何でって!!それは!!あー…椿が迷子になるからだろっ」


「へ?」


白も何かいつもと違う気がした
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