【中】椿
「俺やりたい!!」


真っ先に立候補したのは椿井くんだった


「まぁ待て。話を聞け」


先生がまた何かを話そうとする




「アイツやるんだったら、あたしも立候補しようかな〜」


「え〜ずるい!!あたしだって」


あちこちで女の子の小さな小さな声が聞こえる

あたしは立候補なんてできないな〜

こんなときは自分の性格が嫌になる




「女子の代表者は赤井にやってもらおうと思う」


先生の低い声が教室に響いた
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