怖がりな兎さんとからかう狼さん
店員が去ったあと、海翔先輩はサンドイッチを取って、私に渡そうとした。
「ケーキがあるので、いいですよ」
「餌付け」
「もう!」
口元を手で押さえていたが、明らかに笑っていた。
私はケーキに視線を戻し、一口食べた。しっとりとした食感がいい。もっと甘いのかなと思っていたが、そうでもなかった。
「風音、甘党だな」
「そうですね。結構好きです」
「他に何か好きなものはあるか?」
「えっと、いろいろありますよ。丼とかパスタとか、卵料理も好きです!」
「へぇ、逆に嫌いな物は?」
「えっと、苦いものやすっぱいものは苦手です」
「辛いものは平気か?」
「それも苦手ですけど、キムチ鍋は卵を入れたら、食べられます」
海翔先輩は目を見開いていた。
あれ?私、何かおかしなことを言ったかな。
「入れるものなのか?」
「だって、入れないと食べられません。そのままじゃ辛い」
「ケーキがあるので、いいですよ」
「餌付け」
「もう!」
口元を手で押さえていたが、明らかに笑っていた。
私はケーキに視線を戻し、一口食べた。しっとりとした食感がいい。もっと甘いのかなと思っていたが、そうでもなかった。
「風音、甘党だな」
「そうですね。結構好きです」
「他に何か好きなものはあるか?」
「えっと、いろいろありますよ。丼とかパスタとか、卵料理も好きです!」
「へぇ、逆に嫌いな物は?」
「えっと、苦いものやすっぱいものは苦手です」
「辛いものは平気か?」
「それも苦手ですけど、キムチ鍋は卵を入れたら、食べられます」
海翔先輩は目を見開いていた。
あれ?私、何かおかしなことを言ったかな。
「入れるものなのか?」
「だって、入れないと食べられません。そのままじゃ辛い」