怖がりな兎さんとからかう狼さん
ゲームの中の登場人物でこのキャラクターの声が好きと思うことはよくあるので、それと同じと思った。
低く、男らしい声は私の耳を犯していく。
荒い息が口から漏れないようにしたいが、だらしなく開いてしまう。
気持ちいい。もっと、もっと・・・・・・。
壊れたくないと思っているのに、壊れていきたいと願っている。
私が声が好きだということをすでに見抜いていて、やっているとしたら、恐ろしいなと思う。
本人の前で無防備になりたくない、弱いところなんて見せたくないと思っているのに、一枚一枚花弁が散っていくように自分というものが取られていっている。
「お前さ・・・・・・」
突然口が開いたので、何を言い出すのかと、静かに待っていた。
「計算?」
思ってなかった言葉が発せられたので、海翔先輩を見た。
抱きしめられているので、顔だけ先輩へと向けるしかできなかった。
私は同じ言葉を口にした。
低く、男らしい声は私の耳を犯していく。
荒い息が口から漏れないようにしたいが、だらしなく開いてしまう。
気持ちいい。もっと、もっと・・・・・・。
壊れたくないと思っているのに、壊れていきたいと願っている。
私が声が好きだということをすでに見抜いていて、やっているとしたら、恐ろしいなと思う。
本人の前で無防備になりたくない、弱いところなんて見せたくないと思っているのに、一枚一枚花弁が散っていくように自分というものが取られていっている。
「お前さ・・・・・・」
突然口が開いたので、何を言い出すのかと、静かに待っていた。
「計算?」
思ってなかった言葉が発せられたので、海翔先輩を見た。
抱きしめられているので、顔だけ先輩へと向けるしかできなかった。
私は同じ言葉を口にした。