怖がりな兎さんとからかう狼さん
不安な気持ちのまま、学校へ行った。今日は外で海翔先輩と弁当を食べる予定だったが、雨のせいで予定が狂った。今日はまだ先輩と会っていないから、どうしようかと、考えながら授業を受けていた。
終わりのチャイムが鳴ったとき、愛葉お姉ちゃんと広樹さんが教室までやってきた。
「おはようございます。何か?」
「おはよう。俺はただ愛葉についてきただけ」
お姉ちゃんは小さな白いメモ用紙を渡してきた。字を見て海翔先輩だとわかった。指定された場所が書かれていて、それを見たあとに制服のポケットにしまいこんだ。
「じゃあね」
「これだけ?」
「うん。次、音楽で移動しなくちゃいけないから」
そのまま音楽室へと向かっていく二人に手を振って見送った。
終わりのチャイムが鳴ったとき、愛葉お姉ちゃんと広樹さんが教室までやってきた。
「おはようございます。何か?」
「おはよう。俺はただ愛葉についてきただけ」
お姉ちゃんは小さな白いメモ用紙を渡してきた。字を見て海翔先輩だとわかった。指定された場所が書かれていて、それを見たあとに制服のポケットにしまいこんだ。
「じゃあね」
「これだけ?」
「うん。次、音楽で移動しなくちゃいけないから」
そのまま音楽室へと向かっていく二人に手を振って見送った。