空を見上げて【短編】
その時、ガラリとドアが開いて

担任の堀川先生が入ってきた。

「全員早く席つけー」

げっ!やばい!

早起きしないと怒られる!

あたしとてっちゃんは直ぐさま席に

着いた。

「えっと…今日は転校生を紹介する、
高城、入れ」

なんだぁ、高城くんかぁ。

ん?高城くん?

……高城空……?!

…………

誰か嘘だといってー!!

ガラリとドアが開いて入ってきたのは

紛れもなく昨日会ったあの人。

「高城空。よろしくな」

「……」

女の子達は一回固まってから

「キャーーーーーーー!」

という声をあげた。

うるさっ!

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