ベッドから始まる恋。
2.
ー…
それから年末年始を越え、仕事始めから数日が経ちいつも通りの日々がやってきた。
「霞、お昼行こー」
「ごめん、私今日お弁当なんだ」
「え〜?今日も?」
「仕事も少し立て込んでてさ。お昼は二人で行ってきなよ」
勿論その間一度もハルとは会っていなくて、お店にも行っていないし、電話も…何度かかかってきてはいるけど出ていない。
(…忘れる。忘れる)
しばらくすれば、元通り
前と同じようになる
「…、」
ふぅ、と小さく溜息をついて少し休憩をしようと席を立った。