ベッドから始まる恋。
『どういうこと?浮気って…嘘でしょ?』
『そんなことするわけないだろ。俺には霞だけだよ』
『…じゃあ、携帯見せて』
『…俺を信じてないわけ?』
『信じたいから、見せて』
『っ…何だよその言い方!!』
ーバシッ!!
浮気を疑ったことから、始まった暴力。
『あぁ浮気してるよ!お前みたいな女っ…金の為でしかないんだよ!!少し優しくしたらすぐ騙されてバカな女!!』
ただでさえ強い力に思い切り殴られ蹴られて、その姿に優しさの面影はなかった。
痛い、怖い、その感情だけが心を占めていく。
『嘘…ついてたの?』
『…今更』
ただひたすらの悲しみと、絶望
『優しさなんて、演技に決まってるだろうが』