ベッドから始まる恋。
「霞ちゃん、おかわりは?」
「あ、お願いします」
「弱めのにしておきなよ?霞ちゃん最近飲み過ぎ」
「わかってる。カルーアミルクで」
「はいはーい」
そうして堂上さんは奥に入って行く。
それを見てハルは私の頬をちょん、と指でつっついた。
「…?何」
「何か不機嫌な顔してるから」
「…誰のせいよ」
「???」
けど、その仕草一つで機嫌が直ってしまう。そんな自分が情けなくも、嫌いじゃない。