ベッドから始まる恋。
2.
ー…
2月の末の日曜日
やってきた、俺の誕生日の日
「いらっしゃいませ」
(…だというのに、仕事が入るなんて)
「いやー悪いなハル!休みだったのに出勤になって!堂上の奴が熱出してさー」
「大丈夫ですよ。俺もこの前熱出した時変わって貰ったんで」
店長に笑顔で返しては、グラスへ水を注ぐ。
突然入った仕事に、霞ちゃんは快く送り出してくれたけれど
『ごめんね、終わったらすぐ戻ってくるから!適当に部屋で時間潰してて!』
『うん、わかった。料理作って待ってる』
『ありがと。いってきます』