ベッドから始まる恋。



霞ちゃんが、待ってる

けど

今にも泣き出しそうなほど、弱々しい表情の彼女を置いて行くことも出来ず



「…わかった」


その体を支え、歩き出す。



(…霞ちゃん、ごめん)



送り届けたら、すぐ帰るから

だから

もう少しだけ

待ってて




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