ベッドから始まる恋。







そしてそれから数時間が経ち、恋愛や仕事のことなどを存分に語り合い気付けば時刻は日付の変わる直前。



「うわ、もうこんな時間…明日休みだからって話しすぎたね」

「本当だ。そろそろ帰ろうか」

「そうだね…っておーい、奈美。帰るよー」

「ん〜、まだのむぅ〜」

「飲まないから。まったく…私奈美と家近いし、タクシーで帰るわ」

「うん、わかった」



奈美といるとどうしても世話係になってしまうタイプの碧は、飲んでるうちに潰れてしまった奈美を支えながら、先に会計を済ませ店を出た。



「じゃあ霞、また週明けね」

「ばいば〜い」

「またね。気をつけて」



店の外でタクシーに乗り込んだ二人を確認しては、残された私は自分の分の会計をする。


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