ベッドから始まる恋。







「……」



ようやく落ち着き化粧を直したりと色々して、映画館を出た頃には街はすっかり夕焼け色に染まっていた。



「…ごめん」

「?何が?」

「いきなり、泣いたりして。おまけに化粧直したりして大分待たせちゃったし」

「ううん、全然平気」

「……」

「霞ちゃんの泣き顔、可愛くて結構好きだし」

「!」



本気なのか冗談なのか、あははと笑ってハルは私の手を握る。



< 68 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop