イジワルするのはキミ限定*
「んっ……!」
私と水沢くんの唇がくっついて、そこから熱が全身に行きわたる。
キスって、こんな感じなんだ……。
頭がふわふわして、脳がとろけそう……。
数秒で唇が離されたけど、まだ頭はふわふわしたまま。
「……っ!?」
ポーッとキスの余韻にひたっていると……突然、水沢くんに腰をグイッと引き寄せられて。
そのまま少し強引に、唇を押し付けられた。
え……!?
「んん……っ。み、ずさわ……く……」
いきなりのことで状況に頭がついていかず、涙目になりながらも水沢くんを呼ぶと水沢くんは少し余裕な顔をしてさらにキスを深めた。