イジワルするのはキミ限定*
私たち、キスしすぎかもしれない……なんて思いながらも、私は水沢くんからの甘いキスを受け入れた……。
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「あ、僕ちょっと橘に言いそびれてたことあったから、行ってくるね」
「う、うん」
そう言ってソファから立ち上がる水沢くん。
部屋には私ひとりになった。
「ん?」
……と、そこでソファの前にあるテーブルの上にある雑誌に目が行く。
今まで水沢くんにしか集中してなかったから雑誌のがあるのに気がつかなかった……。
私はソファから立ち上がって雑誌を手に取った。
メンズものの雑誌で、クラスの男子が見ているのをたまに見かけたことのあるもの。
水沢くんもこういう雑誌読むんだぁ……。
なんか意外かも。
水沢くんの新たな一面を知れて、うれしくなりつつ、私は何気なくその雑誌を開いてみた。