イジワルするのはキミ限定*


たしか前に見たファンタジーマンガでそんなシーンがあったような。



でも、どうして私が召使いに…?



「これから僕の言うことはなんでも聞いてね?これ、命令1」



ニコッと最後に水沢くんの爽やかスマイル。



でもちょっとストップ。



「いやあの、水沢くん?どうして私が召使いになるの…?」



てか、どうしてそんな話に?



「え、どうしてって……僕が野上さんのこと気に入ったから?」



首をかしげながら平然と答える水沢くんに恐怖すら覚える。



「み、水沢くんが気に入って私が召使いになるのは…関係があるの?」



ない、よね?



「あるよ?だって僕、気に入ったものはなんでも支配下に置きたい主義だからさ」



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