イジワルするのはキミ限定*
「……っ」
唇と唇がくっついて、そこから熱が溢れ出す。
や、やっぱりキスって恥ずかしい……!
しかも今回は自分からだから、尚更。
……も、もういいよね?
ほんの数秒とはいえ、キスしたのには変わりないし!
それに、これ以上は私の心臓が持たない。
そして、水沢くんから離れようとしたとき。
「……っぅ!?」
スッと後頭部に水沢くんの手が回ってきて、離れることができなくなった。
ちょ、ちょ……っ。
な、なんでこんなことに……!?
さっきまで、私がキスをしていた側だったのに、今はされる側になってるっ。
「……っ!」
それに、今までよりも大人なキスで、私……息がもうっ……!!