イジワルするのはキミ限定*
むしろ、『マズイ』とか言われてお弁当捨てられそう……!
そう思って、手を横に振りながらお弁当を作ることを拒否する。
「ふぅん?いいの?僕の言うこと拒否して。キミのヒミツ、バラしちゃうよ?」
「っそ、それは……」
ニヤリと笑う水沢くんに、私は口ごもる。
それを言われたら、なんにも言えないぃ…。
「作ってくるよね、お弁当」
「はい…」
あたしの召使いとしての日々は、難ばかりです。