イジワルするのはキミ限定*
Secret*2
●キミのせいだよ、これ
翌日。
ーーキーンコーンカーンコーン…
ふぁ…とアクビをしたと同時に、授業終了のチャイムが鳴った。
……ああ、とうとう来てしまった。
悪夢のお弁当の時間が。
「ゆーず、お弁当食べよ?」
教科書を机の中にしまっていると、サアヤちゃんがかわいいお弁当の包みを持ってやって来た。
うん、と言いかけて口を紡ぐ。
ここでうんと言ったら、私はどうなってしまうんだ。
きっと私のすんごいヒミツをバラされて、あたしは学校追放にでもなってしまうだろう。
……お、恐ろしい!!