イジワルするのはキミ限定*


「僕とこのウインナーが?」



「う、うん…」



ウインナーをジッと見つめる水沢くん。



あれ……。



なにかマズイことでも言っちゃった?




「そーか、そーか。野上さん、キミはそんなに僕に構って欲しいんだね?」



「へ?」



カタン、と机にお弁当箱と箸を置いて。



床に座るあたしの前に、中腰になった。



そして――…




ムニュウッ



「い、いひゃい……っ!!」



< 51 / 350 >

この作品をシェア

pagetop