イジワルするのはキミ限定*


“ぽっちゃり”という表現とはまた違う。



がっしりしていて、力持ちそうな女の子だった。



私が想像していた校條さんとはちょっと……いや、かなり違うけど。



手紙を渡さなくちゃ。



「あの、校條さんに渡したいものがあって」



「私に?」



「はい。水沢くんからなんですけど…」



「水沢くん!?なに!?水沢くんは私に、なにを!?」



息を荒くして、興奮しだす校條さん。



目をバッとあけ出して、ちょ、ちょっと怖い……!



「こ、これです。ど、どうぞ……」



恐る恐る校條さんに手紙を渡した。




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