イジワルするのはキミ限定*
「まあ、ウソついてもキミは僕の命令に背いて校條のとこに行ったけどね」
うっ……。
それを言われたら、なにも言えない。
「だから、お仕置き」
「へっ?」
おしおき……?
「なにアホ面してるの。命令に背いたんだから、当たり前でしょ?」
座っていた水沢くんは立ち上がり、1歩ずつ確実に私と距離を縮めてきてる。
え、な、に……お仕置きって、なにされちゃうの……っ!?
コショッ
……ん?
わき腹に感じた、くすぐったさ。