イジワルするのはキミ限定*
コショコショッ
それはしだいに強くなっていって。
「ひっ……!あ、あの水沢くんっ?」
わき腹に手を添えてくすぐる水沢くんを見ると、ニヤリとした笑みを見せられた。
ニヤリ、じゃなくて……っ。
「ひゃはっ……く、くすぐったいよ水沢くん……!」
「当たり前でしょ。くすぐったくしてるんだから」
「だ、だからって……ひゃあっ!うぐっ……!!」
「命令守らなかったから、お仕置きって言ったでしょ。ほらほら。ここまでくすぐりがいのある人っていいね。なんかソソる」
「顔がもう悪魔みたいになってるよ水沢くん!ひっ……!ほ、本当にごめんなさぁい!」
何度謝ってもやめてはもらえず。
数分間、私はくすぐったさに耐えたのであった。