クローバー
「なぁ」



隣を見るといつも通り、亮が話し掛けてきた。


「何?」


「あそこの席の人の名前って言うんだ?」


亮は中島の席を指差していた。




「中島優花」


「ふーん。何かどっかで聞いた事ある名前だな」



「え・・・?どこで聞いたの?」




亮が中島を知っている?


た、偶々だよね。



「忘れた」


「なんだよ」


私は苦笑いした。



「おらーそこ笑うんじゃねーぞ」


その時私は先生に怒られてしまった。


「すいません」




「バーカ」


すると小声で亮が馬鹿にするように言ってきた。




ムカつくー!

後で仕返してやる!



私はどんな仕返ししようか考え始めた。





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