最悪な4人の関係。
「な、どっか行こう。飛鳥」
「……どっかって、どこかなっ!」
私はまだ不機嫌のまま翔に言い返した。
「…飛鳥」
「…しょー…!」
私は急に翔に後ろから抱き着かれた。
翔は何も言わないでそのままでいる。
な、なんか言いなさいよっ!
私は翔の方に顔を向けた。
そして、翔にいきなりキスされた…。
「っ……ん」
「……」
すごい長い時間に感じられた。
やっとお互いの唇を離す。
けど、翔はまだ私を抱きしめたまま。
「…飛鳥」
「っ……な、なに、よっ!!」
翔が口を開く。
私は真っ赤な顔のまま、そっぽを向いた。
なにこれぇ…。さっきの夢の続きみたい。
「……機嫌、直った?」
「っ……ま、まあねっ!!」
私がやけになってそう言った。
翔は私を離して笑顔で次はこう言った。
「…早く着替えろよ?寝癖ついてるし、パジャマのままだし?」
「!!っ……わ、分かったから、私の部屋から出てけ~!」
私は翔を部屋から追い出した。
てか、なんであいつ私の部屋にいるの、いつもいつも!
まあ、彼氏だからいいのかもしれないけどさっ!!