最悪な4人の関係。

「な、どっか行こう。飛鳥」

「……どっかって、どこかなっ!」

私はまだ不機嫌のまま翔に言い返した。

「…飛鳥」

「…しょー…!」

私は急に翔に後ろから抱き着かれた。

翔は何も言わないでそのままでいる。

な、なんか言いなさいよっ!

私は翔の方に顔を向けた。


そして、翔にいきなりキスされた…。


「っ……ん」

「……」


すごい長い時間に感じられた。

やっとお互いの唇を離す。

けど、翔はまだ私を抱きしめたまま。


「…飛鳥」


「っ……な、なに、よっ!!」


翔が口を開く。

私は真っ赤な顔のまま、そっぽを向いた。


なにこれぇ…。さっきの夢の続きみたい。


「……機嫌、直った?」


「っ……ま、まあねっ!!」


私がやけになってそう言った。

翔は私を離して笑顔で次はこう言った。


「…早く着替えろよ?寝癖ついてるし、パジャマのままだし?」


「!!っ……わ、分かったから、私の部屋から出てけ~!」


私は翔を部屋から追い出した。


てか、なんであいつ私の部屋にいるの、いつもいつも!


まあ、彼氏だからいいのかもしれないけどさっ!!


< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop