君に聞かせる物語
僕たちは、小さな閉鎖的集落に生まれた。

だから多分物心つくより前から僕たちは出会っていて、当たり前のように側にいた。

これを運命と呼ぶのか、

それとも必然と言うべきか。

僕にとっては、どちらでも同じ事だ。

だって君の居ない人生なんて、

つまらなすぎて、

僕には生きている意味をみつけられないから。

僕の世界は、

君に振り回される事で回っていたんだ。

ぐるぐる

ぐるぐる

際限なく、

ぐるぐる、と。
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