神様が泣いたあと

教室中が、まるで檻の中にいる動物を見ているかのような目で俺を見ていた。


そのなかで翼が不安げに俺を見つめているのがわかった。


まるで、捨てられた子犬のように。

そんな顔をさしているのが俺だと思うと


余計にどうしていいか分からなくなった。



< 231 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop