久遠の剣客
銀狼と黄金の鷹を連れ立ってひとまず時間が止まっている冷たい廊下を歩きはじめた。
―――お前の意識が途切れたあと…あの化物はみるみるうちにやせ細った。
銀狼の言葉に私は驚きあの記憶の中の化物を思いだした。
―――痩せほそった??
―――そう……。
しかし…そこはあの化物…。
そなたの身体を食らい力を取り戻そうとしたのです。
相変わらず抜け目のない化物だとおもいながら鷹の話を聞いた。
―――だけどそれは…奴にも出来なかった…。