久遠の剣客

「なんだか‥…。

気味が悪いわね!!
最初はなんだか銀を連れていくのとか言ってたのに‥。」


私と鷹…銀狼が打ち解けたのを感じたのかママが安心した微笑を零した。



―――うん……。

私…!!

ちょっと寝ぼけてたみたい……!!



そう手話で返して私はバックシートに左右を陣取る2匹と視線をあわせて細めた。


時は刻々と再びの戦いに備えつつ固く絆を結び始めた。
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