久遠の剣客
母親はお茶をいれようとした私と変わりお湯をそそぎ湯飲みを渡した。
――先生‥‥!!
どうぞ―――!!
気持ちを込めて一礼し湯飲みを差し出すと先生は先に“桃中華餡”を口にほおばりながら湯飲みを受け取り「ありがとう」と返してお茶を美味しそうに飲んでいた。
「あの‥先生‥!!
早速本題にはいりたいのですが…今日の打ち合わせの内容は?」
私と自分の前にお茶を運んだ母が早速本題に入りほうほうと笑いながら竹細工でできた4段層のボックスの中からA4の広告をだしてひろげた。