久遠の剣客
「うおのれっー!!
そうはさせるかー!!!!!!」
いつもの夢で見る伽耶の最期の夢……。
そしてこのあと……二胡の弦に喉をぶち抜かれ―――。
弦が私の血を吸い取るように流れる…。
もう目の前の意識は朦朧としていてよく見えない。
―――私………。
眠るの………?
眠ってるの……?
「「―――――!!」」
目覚めればいつもと違う目覚め‥。
そして見下ろす銀色の狼‥‥‥。
―――起きろ…!!
今日から登校だろ‥!!
―――わかってるわよ!!