久遠の剣客
銀狼や鷹に向かって挨拶するおかしな母親に向かって更にムッとして頬を膨らませ鳥籠を所定の位置に置き手を洗って席についた。
―――言われたくなけりゃあ…自分で起きるんだな!!
小生意気な銀狼に向かって舌をだし朝食を食べながらテレビに視線をうつした画面にイケメンな俳優と仲睦まじく並ぶ問題の彼女がうつっていた。
―――眞夜未 単衣〈マヤミ ヒトエ〉。
化物に選ばれた伽耶の二胡の刺客。
テレビの画面にうつり時折ファンサービスに答えるように手をふっていた。