久遠の剣客
――なんだか2人の言い合いはみてて飽きませんよ!!
フフフ……と笑う鷹の声が響いた。
イライラしつつも銀狼に言われた事が心に引っかかっていた。
確かに久遠になってから言葉が話せない事で周りがやってくれたりすごくありがたいけど…できることまでもやらせてもらえつつそのシコリがどこかに残ったまやりようのない思いをぶつけようもなくひたすらかくしてきたんだ。
でもほんとは自分でもできることはやりたい…。
そんな煩わしい現実はいつしか諦めに変わっていっていた…。