久遠の剣客


―――ごめんね!!
なんか泣きたいわけじゃないのに…涙が止まらなくて…!!


涙を拭いながら2匹に謝った。


どうせ銀狼は…こんなことで泣いていてどーする!!っていうんだろうし…鷹は泣くことってあるんですねー!!なんて嫌みを言われると思っていたのに意外にも私の肩にとまり羽で頭をよしよしと撫でてくれていた。


―――よく考えてみたらまだ娘盛りのお年頃ですしね。

いくら伽耶さんの記憶があるといってもまさか九つの尾を持っていないのにあの威力とは正直自分達も驚かされたので…久遠さんが恐怖に感じて当たり前ですよ!
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