久遠の剣客
なんだか様子がおかしくて私は再度…頬を確認…。
さっき程は湿っぽさはないにしても違和感と嫌な感触が脳裏を襲う。
―――出て行って!!!
バンッ―――と枕を投げつけ慌ててなのか確信犯と共犯を残したまま急いで階段を駆け下り顔を洗う。
水道の蛇口を思いっきりひねり勢いよく水で洗ってから洗顔5回もした。
「どうしたの?」
悲鳴の怒号から始まり駆け込みダイニングへ戻ってくるまで呑気にママは声をかける。
―――何って銀に舐められた…(泣)
「あら……!!
いいじゃない!!!
―――だったらママ達の部屋に連れて行って――!!