久遠の剣客
その間に二胡を弾きそして自分の悲しみ…孤独を埋めていた。
誰かを好きになったり恋い焦がれたり気持ちがなかったわけじゃないけど…とにかくくる日もくる日も仇討ちのことばかり……心をいつしか凍らせたまま深いところにおいやりただ想いが成就されることを望んだ。
老人の変わりに宮廷へ使いに出かけていた兄が結婚する事になった時も自分にもいつか……なんて考なかった。
魔術士になりすまし村をあらして回ってる不届きものがいると宮廷の命で兄が行かされることになりとっさに私が男装したまま向かった。