久遠の剣客
急いで立ち上がりそのまま中央の鷹にめがけてカメラを構える。
―――鷹!!日の力を開放して!!
心の声とともに――中央にいる鷹に向かってフラッシュを放つと鷹の放つ日の光に分散されて目前の化物へと命中した。
「―――あっ…!!!」
彼女が鷹の日の光が眩しくて目を覆った時なにかが胸元で動いた気がした。
―――伽耶の喉仏…!!
――マジか??
――俺に任せて下さい!!
中央からそのまままっすぐ向かって彼女の首元を狙い定めて飛行し鎖で繋がれたそのチェーンをぶちきり鋭い爪で挟んでそのまま戻ってきた。