久遠の剣客


まだ久遠の体が幼い時何か習いごとをしたいかと聞かれて私は突出に二胡と筆談で示した。


私が話せない事を不憫に思った久遠の両親はその願いを受け入れてくれて早速二故を習わせてくれた。



でも意識は久遠として生まれたとしても…伽耶のままだから懐かしさもありちょっと幼い指で二胡を演奏するのは苦労はしたものの心のままに曲をなんなく奏でた。


その日から私は大人達に混ざり二胡の演奏をすることとなり名実ともにその名は知れ渡ってしまった。


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