久遠の剣客
―――その度に…遠きあの日偶然にも同じ宿に居合わせ化け物と戦った2人の剣客達はどうなったのかという事が気になってしかたなかった。
こんなにも途方もない年数がかかっているというのに…たた1日ともに戦う事になった剣客の2人とまるでたった一時しかたっていない程生々しく記憶に新しい…。
そう眠りからとけたら…2日の姿とあの化け物との死闘が浮かび上がってくるほどに鮮明に…。
――ごちそうさま。
両手を重ねてお辞儀した…。
朝食には少しかじったばかりのトーストと手をつけてない目玉焼きとサラダが置かれていた。