キミに愛されたくて
運命のバレンタイン
バレンタインシーズン。。。ねぇ。。。
もう、そんな時期か。
告白するって憂愛にいったし、告白しないとこりゃ怒られるな。。。








「ただいまー」






「あーあら。お帰りなさい。おやつ、ある…」








ズッテーン。がしゃがしゃがしゃ。









あ、またやった。お母さん。おやつあるわよっていおうおして転んだな。






こりゃ。私のお母さんは憂愛と別の意味の天然だ。




お菓子作りだけは完璧でとってもすごい人なのに、それ以外は、ダメダメ。





掃除、洗濯、風呂掃除、料理、食器洗い、お母さんにやらせると大変なことになる。





だからいつもは家政婦さんがいる。でも今日はいないみたいだ。

ふぅ。片付けにいきますか。







「大丈夫?お母さん。片付けるから、ソファに座ってて。」







御免なさいって顔して、立ち上がるお母さん。






「ホントにごめんなさい。今日はきっと春がお菓子作るだろうと思って、家政婦さん休んでもらったの。そしたらまたこんなドジしてしまって…」




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