あんなに楽しかった日々には戻れない。
〜*授業中*〜
〜美鈴side〜
算数の授業中、私は久しぶりに裕くんと遊ぶから、
少しうかれていた。
そこに先生がいた。
「谷川ー。何笑っているんだ。そうか問題が簡単すぎて笑っていたんだな。
それなら、この問題を解いてみろ。教科書32ページの問1だぞ。」
(うわー先生笑ってるよ。てか、聞いて無かったんだから分かるわけないじゃん。)
と私は思いながらも、必死で考えた。
すると、後ろから小声で、
「□に当てはまる数は9.25」
と聞こえてきたので、その通りに言ってみた。
すると、先生が
「せ、正解だ。」と悔しそうな顔で言ってきた。
授業が終わった後、後ろの席の方を向いた。
「茉実ちゃんありがとー。ほんとにありがとう。」
「いいよ。お礼言わなくても。困った時はおたがいさま。ね?」
この子は大倉 茉実(おおくら まみ)。性格がおおざっぱなためか友達が少ない。
「あの先生苦手なんだよね。」
「わかるかも。しつこいって言う感じでさ。」
「そうそう。あっ。あのさ、今日一緒に帰れないから!」
「あっわかった。じゃあ、今日は雅哉と帰るからいいよ。」
雅哉って言うのは、茉実ちゃんの弟で小学3年生なんだ。
「うん。ありがとう。」
「どういたしまして(?)」
・・・・・・・
数時間後、、、、、、。
キーンコーンカーンコーンーーーーーー
そして、今日の授業が終わって、
放課後になった。
帰る準備をしてあいさつをして、教室から
走って出た。